巻き肩と猫背の違い しばしば混同されがちな 「巻き肩」 と 「猫背」 。自分が一体どちらなのか、はたまた両方なのか、把握できていますか? 巻き肩と猫背は、 体が丸くなる方向、原因 の2点で異なります。 以下で両者の違いを比較しましたので、参考にしてください。 <原因> 巻き肩 ・ 前傾姿勢(肩を丸めた姿勢)によって 胸の筋肉が縮み、肩の筋肉が伸びて前方へ引っ張られた状態 で、体が癖付いてしまう。 ・ 肩甲骨が 外転 (外側に移動すること) していく。 猫背 ・ 前傾姿勢(肩を丸めた姿勢)によって 背骨まで丸まり、頭からあごが前に出て首が突き出た状態 で、体が癖付いてしまう。 ・ 巻き肩の悪化。 ・ 背中周辺の筋肉が衰えて肩甲骨の動きが悪くなり、 外転、挙上 (上に持ち上がること) していく。 つまり、 巻き肩は猫背の原因にもなり得ます。 どちらも直したい方はストレッチや筋トレで胸や肩、背中の筋肉の動作を改善しましょう。腰から曲がるような猫背を直したい場合には、弱った腹筋も鍛えるとより効果が見込めます。 5. まとめ 巻き肩に効くストレッチを 2 つ紹介しました。 1つ目は 自宅にいて時間があるときにおすすめの3分間の本格的なストレッチ 、 2 つ目は 職場にいて時間がないときにおすすめの1分間のストレッチ です。 ストレッチだけじゃ物足りないと感じる方は、 筋トレや生活習慣の見直し、整体でのケア も取り入れてみましょう。 スマートフォンやパソコン、ゲーム機の長時間の操作 は巻き肩を悪化させますので、できるだけ姿勢に気をつけてこまめに体を動かすことが大切です。 巻き肩が緩和されるだけで、 見た目の印象が良くなるほか、肩こりなど不調の予防やバストアップにもつながります。 今日から巻き肩対策を始めて、 1 日でも早くきれいな姿勢を手に入れましょう。
そもそも顔が歪んで見える原因は? 1章でお伝えしたように、顔が歪んで見えるのは 筋肉の張り・むくみ・脂肪 、もしくは 骨のズレや噛み合わせの悪さ のどちらかが原因です。本章では、筋肉の張り・むくみ・脂肪、骨のズレや噛み合わせの悪さを生み出す、根本的な原因を探っていきます。 3-1. 筋肉の張りやむくみ、脂肪など表面的なもの まず、 左右非対称で顔が歪んで見える人のほとんどは、筋肉の張りやむくみ、脂肪など、顔のごく表面的な問題が原因 です。 顔の筋肉が張っている・むくんでいる・脂肪が垂れている人の特徴や原因は、以下の通りです。 部分的に 顔の筋肉が張っている、むくんでいる、脂肪が垂れている人の特徴 エラが張っている 朝起きると顔がパンパンに張っている 眉間にしわがある ほうれい線が深い 笑うと鼻が横に広がる 筋肉が凝り固まって動かしにくい 片側だけ顔の筋肉が張ってしまう・むくんでしまう・脂肪が垂れてしまう原因 食事の際に片方の奥歯ばかり使って噛んでしまう 食いしばりや歯ぎしりをする 頬杖をつく 下向きや猫背でのスマホや PC の操作 表情筋の癖(テレワークで筋肉を使わない・左右どちらかの筋肉に頼って笑顔を作るなど) 塩分や糖分の摂りすぎ 運動不足やカロリーの過剰摂取による肥満 加齢(体重の増加・筋力低下) 体の歪み(猫背、足を組んで座る、片足重心など) 顔の脂肪が多い 眼瞼下垂 ( がんけんかすい) 3-2.